有権者の任命責任

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 政治家の政治資金不正流用が後を絶たないが、テレビの街角インタビューで「裏切られた」とか「ニューリーダーが必要だ」とか答えている場面が放映される。しかし、問題となっている政治家は、多くの有権者に支持されて当選したのであり、インタビューで辛辣に批判している人の中にも支持した人はたくさんいるはずだ。

 今の日本国民は有権者であって、主権者なのだから、自分の「任命責任」について考えてみる必要があるのではないか。街角インタビューで自分の「人を見る目のなさ」を反省するよりも、むしろ被害者であるような意見が目立つ。何か少しちがうような気がする。

 有権者としての反省がなければ、いつまでたっても人を見る目は育たないし、また同じような人を選ぶだろう。リーダーが何かしてくれると期待し、リーダーに服従する人は、リーダーが器でないと分かったとき激しく怒る。悪いのは器でもないのにリーダーになった人物で、選んだ自分は悪くない、被害者なんだと考えるのだろうか。

 本気で怒っているなら、自分の「任命責任」ということについて考えてみよう。自分が主権者の一人であることを重く受け止めなければ、決してよい社会にはならないだろう。

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このページは、佐伯英子が2016年5月27日 21:54に書いたブログ記事です。

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